柚子で新規就農を目指す

実家が農家なわけでも、農業関係の仕事に従事していたわけでもない素人がゼロから農業の知識を習得し、柚子で新規就農を目指すブログです。

柚子栽培の冬の作業

本日は冬に柚子農家が何をしているのかを御紹介したいと思います。

 

柚子の収穫が10〜12月で終了するため、基本的には1〜2月は作業に追われること無くゆっくり出来ます。

 

絶対にやらないといけない作業としては①剪定、②植え替え準備、③新植準備、④土作りがあります。

 

剪定、土作りは理解するのに10年程度はかかるようです。今は日光が葉に当たるようにしたり、微生物が増えるように鶏糞を撒いたりしています。

 

植え替え準備の場合は枯れた柚子を引っこ抜いて、新しく植えるために穴を開けています。

 

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こちらは成長が良く無かった柚子です。全体的に葉が黄色いのがお分かりいただけると思います。寒さによって葉が少し黄色くなることはありますが、ここまで黄色くなるのは何か異常がある時です。

 

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根っこを確認すると真ん中や下の部分の皮が剥がれているのが分かると思います。本来は下の写真のように細い根がたくさん成長していなければなりません。畑が粘土質の為、水が溜まり過ぎたこと、さらに酸素が無く、根が呼吸出来なかったことが原因と考えられます。

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柚子を抜いた後はこのように穴を掘って少し中の土を乾かせます。それからバークなどの土壌改良剤を混ぜて排水性を向上させます。

 

スコップで作業を進めていくのはあまり現実的ではありません。縦横1m、深さ60cm程度の穴ですが、大きな石がたくさんあるため1時間以上かかってしまいます。今年中にはユンボを買って効率的に作業が出来るようにしたいです。

 

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それ以外にも必須ではありませんがやった方が良いこととしては①落ち葉集め、②獣害退治(鹿・猿・猪・ウサギ)、③機械のメンテナンス、④年間の計画作成、⑤柚子の木についたコケ取りなどがあります。

 

まだ獣害退治はほとんど出来ませんが、それ以外の自分に出来る作業はコツコツとやっています。これらを先に済ませておくと春になってからかなり楽になります。

 

地味な作業が本当は1番大切なのかもしれません。

 

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